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2022/09/17
モチーフ作品寄贈
今年できたばかりの都会の森にあるような、頑張る人のちょっとした息抜きのできる憩いの檜の森カフェ。空間や素材にもこだわり、手軽でおいしく身体に優しいものを日々提供し、お子様からご年配の方まであらゆる世代の方々が、心もからだも安心して喜べる場所をコンセプトとされています。
初めてお伺いしたときに感じたほかにない新しさと可能性。さまざまな席で楽しめる違った空間や景色。それはまるでドアを設けていない美術館のように、歩いているだけで違う世界観を楽しむことができる間取りとなっていて魅力を感じました。
そしてこの度、企業コンセプトを空間で表現したモチーフ作品を寄贈させていただきました。
◾️タイトル
「Resonance(レゾナンス)」= 共鳴・共感
檜の森カフェは、日々の社会・街・生活においての変化を敏感に感じ取り、個人・コミュニティ・企業・社会のそれぞれに必要とされているものを汲み取り、共鳴・ 共感・共有できるスペースやサービスを提供するとともに、地域社会への貢献を 目指されています。訪れる人たちもまた、そのことを肌で感じ価値を見出し相互 に理解し信頼し合意することで自分たちの日常に取り込み、還元しながらさまざまな環境の変化にも対応できる心や身体を育み整え、健康で美しくしなやか に生きていくことで日々の暮らしを充実させ、より幸せを感じることが出来るようお手伝いをする。
◾️デザインイメージ
色調は、檜の森カフェのブランディングカラーをバランスよく配合したグラデーション。それぞれのカラーが共鳴し空間に溶け出し、なめらかに自然と空気に溶け込むよう演出しました。都会的な無機質さと岩場のある滝のそばにあってどこか厳かで神秘的な場所に、目には見えないパワーや精霊たちを感じられるヒーリングスポットのような神聖な森をイメージしながら製作。森の中を流れ る音・風・香りなど目に見えない波動から人の五感に届き心とからだが反響するように、檜の森カフェの提供するこだわりのレシピ・インテリア・BGM・アロマ・照明などを通じてお客様に届けられる心とからだに優しいエネルギー。多種多様な花材(=訪れる人々の個性や感性)はカフェの空間からそれらのエネルギ ーを吸収し、ひとつのルート(根)から伸びて新しい芽や見たことのない花や種をつけ、また空間にあらたな反応をもって溢れ出し循環するストーリーになっています。特徴として、共鳴・共感を表現するために、ワイヤーを用いて人のこころに響いている感覚や振動を視覚化しています。また材料として、新しいものに加え当アトリエの製作過程から余った端材にも、色付けや細工を施し手を加えたものを使用しています。素材を大切に生まれ変わらせ、心に光を灯せるものづくりを提供したいという当アトリエの願い+SDGS 活動+ボランティアを込めたミクストメディア作品です。
このたび、初めて飲食店様の作品製作という新たなチャンスの場をいただき大変嬉しく思っております。また、生まれ育った地元で最寄りの北戸田駅に誕生した待ちに待ったこだわりのお店に貢献できますこと、改めて幸せに思います。そして自身のアトリエ作品を通じた地元での 2 つ目のボランティア活動としても、 お役にたてることが何より有難く光栄に思います。個人で活動しているものとして、あらたな第 3 者的要素(地元アーティスト)の視点を起用することによって、どのような可能性が感じられるのか大変興味深く思っております。檜の森カフェ従業員の皆様とお客様、あるいはお客様同士、さらには提供されるサービスと共鳴しあう新しい世界観とアイデアから生まれた新作, Resonance(リゾナンス)が檜の森カフェを訪れる皆様の潜在意識に働きかけ、使われていない感性を刺激することでワンランク上の幸福感をもたらし、面白い化学反応をもって新しい時代に向けた他にないユニークなスタイルとあらたな創造や可能性を感じる夢の空間から、少しでも皆様にお楽しみいただけることを心から願っております。
これからも新しい時代にインスピレーションの風をお届けするアトリエまたは感性に訴えるモノづくりアーティストとして、努めてまいりたいと思います。