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2022/02/09
地元地域応援プロジェクト
コロナ禍で生まれた夢のプロジェクトが実現いたしました。
これまで育んでくれた地元に根を下ろした試みで、コロナ禍にあって停滞している世の中であっても、前向きに新しいことに挑戦している地元企業様へアプローチから叶えられた夢の企画。記念すべき第一弾としてアプローチさせていただいた企業は、東海ミシン製本工業株式会社様。1949年に日本で初めて紙用産業ミシンを開発し、環境と人にやさしくを企業理念とし、画期的なアイデアを持って取り組まれています。
初めての出会いは、コロナ禍前に地元の大型ショッピングモールで見かけた子供や親子たちで賑わうワークショップでした。そこではオンリーワンのノートづくりを行なわれており、たくさんの種類の紙や糸から選んでつくるノートは個性的なものばかりで唯一無二。それぞれの方にあわせたものづくりの点で、atelier Monの取り組みと通じるものを感じました。
そして現在のコロナ禍においても、製本を通じて絵本で夢を提供し続けている企業様でもあり、是非とも応援したいと感じました。そこで考えたのは、廃材を取り入れた作品提供でした。当アトリエからのアーティフィシャルフラワーの廃材と東海ミシン様のワークショップからでた端材を活用し、このたびパネルアート作品を製作させていただきました。タイトルは"創造の萌芽(ほうが)" 廃材と創造力が絡みあいながら芽吹き、新しい進化の兆しを表現しています。
役割を終えたものが、創造力から新たな姿となって命を吹き返すことができたらどんなにか素晴らしいだろう。アートの手法で、何度でも生まれ変われるのではないか。そんな想いから、素材を大切に使って素敵なものづくりを提供したいという願いに共感し、コロナ禍においてもその場所と機会を与えていただきました東海ミシン製本工業(株)様に心より感謝いたします。これからも未来の原動力になるようなものづくりに挑戦し、地元をはじめ持続可能な社会に少しでも貢献できたらと思います。